2021.01.17
ビオワインというワインを聞いたことはありますか?
ワインの中でもオーガニックワインやビオワインなど様々な呼び方のワインがありますが、
今回はこの2つの違いは何なのか、どうやって製造するのか、味の特徴などを解説したいと思います。
皆さんがよく耳にする赤ワイン、白ワインと製法としては大きな違いはありません。
まず、ブドウの果皮を破砕して果梗(かこう)を取り除き、ブドウの果皮や種子ごと発酵槽に入れます。
その後、発酵、圧搾などの工程を経てワインが完成します。
赤ワインと白ワインでは発酵と圧搾の順番や発酵温度の違いなどがありますが、大まかな工程は上記のようになります。
ではビオワインとはどのようなワインなのでしょうか?
結論から言うと、日本において「ビオワイン」の明確な定義はありません。
簡単に言うとビオワインもオーガニックワインも有機栽培されたブドウを使用しています。
では何が違うのかといいますと、日本においては以下の違いがあります。
オーガニック・・・「有機」という意味で農林水産省が認める認証機関でJAS規格の認証を受けたものだけが使用可能
ビオ、自然派・・・JAS規格で制限されていないので誰でも使用可能
規格の有無が異なるものの、一般的にはそこまで違いを意識されていないと思われます。
一方、EUやアメリカでは「オーガニック」も「ビオ」も法的に定義がされています。
つまり、EUやアメリカから輸入されたワインに「オーガニック」や「ビオ」と記載されていればそれは海外で認証を受けたものと言えます。
オーガニックワインを作成するためのブドウの栽培方法は主に2つあります。
有機農法で栽培する農法です。化学肥料、除草剤、防虫剤、などの使用は厳しく制限されています。遺伝子操作も禁止されています。
一部の動物のフンなどを使用した有機肥料は認められています。
基本的にはビオロジック農法と同じなのですが、ルドルフ・シュタイナーという学者が提唱した理論に基づき天体や宇宙の力も活用するという農法です。
少しスピリチュアルな話にもなり、科学的な効果を証明することは難しいかもしれませんが、高級ワインでも使用されている農法の1つです。
では実際に味はどうなのでしょうか?
オーガニックワインには独特の香りがあり、「ビオ臭」とも呼ばれます。
健康上の問題はありませんが、酸化防止剤の使用量も制限されているため、醸造の過程で雑菌が増えることが原因とされています。
これはオーガニックワインの特徴でもありますが、最近はビオ臭のしないオーガニックワインも増えてきています。
この酸化防止剤も含め、オーガニックワインはブドウの栽培時からほとんど無添加で作られていますので、
製品によって味わいが異なったり、時間ともに風味が変化したりします。
生産者のこだわりやブドウへの想い、環境への気遣いなどが感じられることもオーガニックワインの魅力の一つです。
当店でもオーガニックワインを取り扱っております。
イタリアンヴェネット産のビオビオという銘柄がオーガニック(ビオ)ワインにあたります。
以前ビオビオについて紹介したブログがありますのでそちらもご覧ください。
ビオビオの詳細はこちら
その他にも様々なワインを取り扱っておりますので、どんなものがあるか気になる方はぜひ一度ご来店ください。
ROTIのドリンクメニューはこちら
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